一輪の花を手に

一輪の花を手に






心臓が止まったら


どうなっちゃうのかな


本当にぴたっっっと


止まってしまったなら




ぼくは目を開けているだろうか


ぼくは恐い顔をしているだろうか


ぼくは運ばれてゆくのだろうか


ぼくは花々に囲まれるだろうか




一輪の花を手に


今日も歩いている


目に見えない花は


鼓動とともに揺れる










2014.4.10

0 件のコメント :

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

詩集『ふじちょう』をamazonで購入