夏の落とし物

夏の落とし物







ひらきかけた花火が



ひとつ落ちていました



きっと誰かの落とし物



儚(はかな)く終わった夏の日



大きく花ひらこうとして



時が止まった夏の思い出




どこかの家の軒下で



風鈴の音がなりました




その花火の持ち主は



次の夏こそ咲かすでしょう



ひらきかけではあるけれど



とても美しい色彩でした








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