最上段

最上段







お内裏さまとお雛さま



最上段におはします



誰でもそこには行けないの



決まったひとしか行けないの



年端もゆかぬおんな児(ご)に



諭しなだめる痩せた女(ひと)



自由と平等謳う世に



生まれてきたのは何のため



赤い繊毛踏みしめて



一段二段と手をかける








0 件のコメント :

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

詩集『ふじちょう』をamazonで購入