夕暮れの石段

夕暮れの石段






肩で息をして


石段をひとつひとつ


踏む石の上は


わずかに湿っぽい


昼間の小雨が


誰かの涙か


重荷を背負って


人生をかけぬけて


まだなおこの坂


行かねばならないか


いいやこれは自分で


望んでいることだ


この上にある景色が


どんなものであるかを


きっとおぼろげながら


わかるからゆくのだ











0 件のコメント :

コメントを投稿

詩集『ふじちょう』をamazonで購入