犬が用を足して
すっきりとした顔で
後ろ脚に力をこめ
アスファルトを掻いた
東京の片隅の道で
土などあるはずもなく
それなのにかりかりと
犬はアスファルトを掻く
ぼくの中にも同じく
後ろ脚があるんじゃないか
わかっているのかどうかも
定かではないままに
アスファルトをひたすら
引っ掻いているような
制御することもできず
動いてしまう後ろ脚が
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
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