寺の門の下の朝
雨垂れを見ていた
閉じた傘の先から
新鮮な水が流れた
その水はどこ行こうか
迷うふうにして溜まった
雨があがってしまえば
この水は消えてしまうのに
いまはどこへ行くでもなく
時間を持て余している
門の軒からは絶えず
雨垂れが落ちている
いくつもいくつもいくつも
意思のない速度のまま
2014.6.18
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
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