クマゼミ
はたして熱気であったのか
吹き出る汗であったのか
まるでわからなくなるほどに
クマゼミの湿った合唱が
もあんもあんと降り注ぎ
体中に貼りつくと
稲佐山の中腹の
樹蔭(こかげ)の夏を思い出し
あなたの右手の抜殻が
アブラゼミと名付けられ
木漏れ日にそれが輝けば
クマゼミのものであることを
心の内に秘めたまま
ついに言えずに夏は過ぎ
いつまでもこうして手の上で
もあんもあんとないている
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
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クマゼミ
はたして熱気であったのか
吹き出る汗であったのか
まるでわからなくなるほどに
クマゼミの湿った合唱が
もあんもあんと降り注ぎ
体中に貼りつくと
稲佐山の中腹の
樹蔭(こかげ)の夏を思い出し
あなたの右手の抜殻が
アブラゼミと名付けられ
木漏れ日にそれが輝けば
クマゼミのものであることを
心の内に秘めたまま
ついに言えずに夏は過ぎ
いつまでもこうして手の上で
もあんもあんとないている
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