手放し運転

手放し運転





手を放せば



楽になれるだろうか




今日は珍しく



白い鳩が飛んでいた




幸せの場所から



逃げてきた鳩だ




手から放たれて



これからどこへゆくのか




白い羽根はいつか



色を失うことだろう




わたしの白い腕は



幸いにも空を飛べない






0 件のコメント :

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

詩集『ふじちょう』をamazonで購入