烏兎怱怱(うとそうそう)
一本の樹がある
これはお前がまだ
欲望をつかむ手も
さっとはかってしまう目も
持ちあわせてはおらず
米粒の細胞はおろか
糸ミミズの遺伝子でさえ
存在しなかった頃に
すっかり伸びていた樹だ
それでもお前はいま
樹に手を添えながら
先祖を弔うように
寛く優しい気配で
この樹の元へと
いつしか追いついていた
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
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烏兎怱怱(うとそうそう)
一本の樹がある
これはお前がまだ
欲望をつかむ手も
さっとはかってしまう目も
持ちあわせてはおらず
米粒の細胞はおろか
糸ミミズの遺伝子でさえ
存在しなかった頃に
すっかり伸びていた樹だ
それでもお前はいま
樹に手を添えながら
先祖を弔うように
寛く優しい気配で
この樹の元へと
いつしか追いついていた
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