壁一面が窓の書斎
頭の中の書斎では
小難しい本を取り出して
パラパラと頁(ぺーじ)をめくっては
開いたまま放っぽり出して
別の小難しい本を取り出し
パラパラと頁をめくっては
またすぐ別の本を取り出し
次々に放っぽり出された本は
そこかしこにうず高く積もり
「世代と倦怠」の本はどこだっけと
がさがさ探し出さねばならず
もうどうにも煩雑になったなら
熱いコーヒーをひとくちすすって
壁一面の窓を開け広げ
ガラガラと全て空へ押し出し
何事もなかったかのように
またコーヒーをすすっている
これがわたしです
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