フリーパス
子どものときには
たくさんのフリーパスがあった
歳を重ねるごとに
たくさんあったフリーパスは
ひとつまたひとつと
インクが掠れて消えていった
通れる所が少なくなり
許されることが少なくなり
しがらみだけが多くなった
隣の部屋では学生たちが
朝まで謳い叫んでいた
あとどれほどのフリーパスが
彼らに残されているだろう
そのうちのひとつのインクが
確実に消えかかっているはずで
明け白んでいる若き朝に
微睡(まどろ)みながら寂しくも想う
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
子どもの頃を忘れてしまった人へ
フリーパス
子どものときには
たくさんのフリーパスがあった
歳を重ねるごとに
たくさんあったフリーパスは
ひとつまたひとつと
インクが掠れて消えていった
通れる所が少なくなり
許されることが少なくなり
しがらみだけが多くなった
隣の部屋では学生たちが
朝まで謳い叫んでいた
あとどれほどのフリーパスが
彼らに残されているだろう
そのうちのひとつのインクが
確実に消えかかっているはずで
明け白んでいる若き朝に
微睡(まどろ)みながら寂しくも想う
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