鼬ごっこ

鼬ごっこ







ぶるぶる震える 朝



氷色(こおりいろ)をした 雲



何度も見たような 空



鏡に映った 顔



忘れなくっちゃ 夢



忘れられぬあの 夜



繰り返されるは 悶



捨て犬の目には 哀(あい)



収集されてゆく 芥(ごみ)



背中をなぞった 指



永遠(とわ)の愛なんて 鳥



どうせ鼬(いたち)ごっこ 人



この世の果てには 花







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