刻歌(こくか)

刻歌(こくか)








歌は刻み込むもの



その体に刻み込む



意味は解らずとも



口をついて出るもの



喉にある筋肉が



その張りを憶えており



ひらいた口の吐息が



その漏れ加減を記憶し



歌は体に刻まれて



また冬空を震わせる



そんな歌がある限り



人は生きてゆける









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