麻布台
歩道橋の真ん中で
ふと立ち止まった午後
黄色い陽(ひ)が滑り込む
ビルとビルの東京渓谷
ぼくは一体ここで
何をやっているんだろう
ぼくはなぜいまここに
いる必要があるのだろう
街路樹の落ち葉が
音もなく流れている
きらきら反射する車が
右に左に分かれてゆく
溺れることでしか
今は先へ進めない
唇をかたく締めて
渓谷へと足を向けた
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
争いに疲れた人へ
麻布台
歩道橋の真ん中で
ふと立ち止まった午後
黄色い陽(ひ)が滑り込む
ビルとビルの東京渓谷
ぼくは一体ここで
何をやっているんだろう
ぼくはなぜいまここに
いる必要があるのだろう
街路樹の落ち葉が
音もなく流れている
きらきら反射する車が
右に左に分かれてゆく
溺れることでしか
今は先へ進めない
唇をかたく締めて
渓谷へと足を向けた
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