熊野の空

熊野の空






疑うことなど


なにもありはしない


水や空気のように


いつもそこにある


父の背中に


負った時から


八咫(やた)の鳥が


まわって啼いた


熊野の空を


繋いでゆくのは


神輿をかつぐ


人々の声










0 件のコメント :

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

詩集『ふじちょう』をamazonで購入