電車が見える窓

電車が見える窓   

 



あっという間に 



五年が過ぎて 



きみの笑い顔も 



二人の休日も 



あらゆる思い出は 



過ぎ去る電車の 



フィルムのような窓に 



映し出されては 



あっという間に 



目の前の時間から 



消えてしまった 



そしてぼくはぼくで 



窓に寄りかかり 



次のフィルムをまた 



待ってしまうのだ 





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