案内人がいる道

案内人がいる道






分かれ道に立ったとき


案内人も立っていた


ぼくは右へ行きたいと


心の隅で思っていた


案内人はにこやかに


左がいいと言ってきた


理由をあれこれ並べたて


なんだか左に行きたくなる


多くの人がありがとうと


案内人に従っていった


だけどやっぱりぼくとしては


右へ行くことに決めたんだ


後でもしも失敗したら


案内人のせいにするだろう


それなら後悔しないよう


自分で決めた道をゆく














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