流水

流水






川の水は絶えず


流れることをやめない


そこにあった水は


もうすでにそこにはない


人の心がもし


水であるとするならば


どこかへ流すことで


新しくなるのだろう




ぼくは心の底に


まだ穴をあけていない


心がとめどもなく


流れるのが恐いのだ


それでもいつの日か


やらねばならないだろう


新しい心を


ぼくに注ぎ込むために










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