靴底

靴底





街を歩けば


ひとがいるのに


孤独なのは


どうしてだろう


肩を組んで


歩く者たち


彼らもまた


孤独なのだ


おとぎの国は


鏡の中で


音楽を奏で


笑っている


こちら側では


にがい顔で


ビラを捨てて


靴底を減らす








2013.9.2

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