東京トンボ

東京トンボ





あきれるほどいた東京トンボ



いつの間にやら姿を消した



思い出深い秋の夕暮れ



長い影が幾重に走った



手を大きく振り上げて



次の約束交わす声



陽は溶けて大皿にのり



夕餉の匂いに包まれる



東京トンボよどこに行った



神社の鳥居も色褪せる






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