火の儀式

火の儀式





生々(しょうじょう)においては



なんぞ大なるかや



大なるは天の気焔(えん)



其の渦(か)は魂(こん)の明(めい)




この子六歳(むっつ)となりて



ようよう魂(こん)を具(そな)え



天の命を伝いて



其の火(か)を預からん




天の命に背きて



獄火(ごくか)を放ちたる時



いかなる灼苦(しゃっく)をも



甘受すべしや






0 件のコメント :

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

詩集『ふじちょう』─詩的ぶるぅす集─【税込550円】

詩集『ふじちょう』─詩的ぶるぅす集─【税込550円】
本サイトの詩からピックアップして2011年に自費出版したオリジナル詩集。購入をご希望の方は画像をクリックしてメッセージフォームからお知らせ下さい。