永遠との境界
まぶしい光の中に
蝉の死骸はいた
暗い冷房の中から
彼はただ出たかった
あとほんの少しだけ
飛ぶことが出来たなら
彼は自由という光を
浴びたはずであった
靴底は二度三度と
なおも死骸を踏んだ
あるいは二度三度と
引きずりまた蹴られた
まぶしい光の中で
彼は動かなかった
ほんの十分前の光は
永遠に失われた
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
時には感傷的になりたい人へ
永遠との境界
まぶしい光の中に
蝉の死骸はいた
暗い冷房の中から
彼はただ出たかった
あとほんの少しだけ
飛ぶことが出来たなら
彼は自由という光を
浴びたはずであった
靴底は二度三度と
なおも死骸を踏んだ
あるいは二度三度と
引きずりまた蹴られた
まぶしい光の中で
彼は動かなかった
ほんの十分前の光は
永遠に失われた
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