他人の褌
誰かの褌(ふんどし)が
ぶらさがっている
なんの苦労もなく
これで相撲が取れる
なんの苦労もなく
褌を着けると
見知らぬ海に入ったように
冷たくかたい感触が
体との記憶を遮った
自分自身からの孤立
自分で自分を助けるさえできない
そういった孤立
まだ体温があるうちに
他人の褌に奪われないうちに
元のところにぶら下げた
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
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他人の褌
誰かの褌(ふんどし)が
ぶらさがっている
なんの苦労もなく
これで相撲が取れる
なんの苦労もなく
褌を着けると
見知らぬ海に入ったように
冷たくかたい感触が
体との記憶を遮った
自分自身からの孤立
自分で自分を助けるさえできない
そういった孤立
まだ体温があるうちに
他人の褌に奪われないうちに
元のところにぶら下げた
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