国境の街

国境の街






爆弾を抱えて



走りゆく友よ



ぼくはきみを



止められないのか



風に舞う砂を



掴んでみても



手の中にはただ



虚しさが残る



優しい優しい



家族想いの友よ



ぼくはきみを



見捨ててしまう



友よぼくは



恐れているのだ



手の中にある



この虚しさを







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