海沿いの町

海沿いの町







波打ち際まで遥か



今は音も聞こえじ



迷える小蟹がひとつ



長ぐつを出入りする



どんな悪夢の一日でも



朝鳥は太陽を呼ぶ



照り返る濡れ地に



足跡はつけられてゆく







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