茶色い空
ハナミズキの萼(がく)が
色彩を搾り出し
その役目を終えて
空から切り離され
ふと下を通る女の
肩に下げた鞄の
開いた口から中へ
滑り込んだときに
このわずかな間の
地へ向かう萼と
西へ向かう女の
点と点と線と線の
なんたる巡り合わせ
何も知らずに女は
萼を連れていった
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
人と人の繋がりが欲しい人へ
茶色い空
ハナミズキの萼(がく)が
色彩を搾り出し
その役目を終えて
空から切り離され
ふと下を通る女の
肩に下げた鞄の
開いた口から中へ
滑り込んだときに
このわずかな間の
地へ向かう萼と
西へ向かう女の
点と点と線と線の
なんたる巡り合わせ
何も知らずに女は
萼を連れていった
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