一本松の涙

一本松の涙







ぐねぐねと曲がっている



城跡に生える一本松



立派に伸びる枝枝は



いつ折れるともわからない



見かねた優しい人たちは



支え木をつけてあげたとさ



どの枝この枝あの枝に



支え木をつけてあげたとさ



ああまるでその姿は



松一杯に泣いてるよう



それもそのはずその松は



支え木なしでは生きられない



もはや一本松として



好きなようには生きられない



そして今日も人々は



優しい目をして笑ってる









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