アップルティー
都会の片隅にいて
人知れず遭難する
まるで寒くもないのに
からだは震えている
雪崩など来ないのに
物音に怯えている
助けてよとあちこちで
狐火がうめいている
アップルティーをください
遭難から免れて
あたたかい甘い匂い
いま大変な世の中を
我々は踏んでいる
昨日といい今日といい
ひどい吹雪はつづく
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はお問合せから。