しわくちゃの手だけが
記憶に残っている
どうすればこんなにも
しわくちゃになるのだろう
幼くやわらかい脳は
じっとその手を見ていた
それがいつどこでのことか
まったく覚えてはいない
土砂崩れの映像では
担架で人が運ばれる
ぶらりと下がった手は
しわくちゃな手をしていた
生きるとは何だろうか
この手はまだ薄っぺらい
それでもやがて時が来れば
しわくちゃになるのだろう
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
子どもの頃を忘れてしまった人へ
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