絵画の中の海は
とても穏やかだった
白く四角い建物は
水面に浮かんで滲む
船は夢を見ているように
波の上で眠っている
ぼくは絵の中に入って
ベンチに座ってみるんだ
カモメが二羽飛んできて
隣りのベンチにとまった
二羽ともじっとしていて
海を見つめたままでいた
ぼくはいたたまれなくなって
話しかけてしまったよ
きみらがいつでも会えるのは
幸せだって気づいてるかい?
生きるのはどうしてこんなに苦しいのだろう、つらいのだろう。いえ、だからこそ喜びを感じることが出来る。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。
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