小さな玉の行方

小さな玉の行方






迷路のような溝がある


それは透明で大きな板


ゆるやかな傾斜をもち


美しく光りを放つ


その上に小さな玉が


どこからともなく落ちてきて


ゆっくりと板の上を


ころころ転がり出した


壁にぶち当たっては


右へころり左へころり


決して止まることもなく


ゆるゆると転がっている


行き着く先はどこなのか


それは行き着いたところだ


小さな玉は止まらずに


この先も転げていく












0 件のコメント :

コメントを投稿

詩集『ふじちょう』をamazonで購入