思い通りにいかない雲

思い通りにいかない雲






思い通りにいかない雲を


思い通りにしたいだなんて


きみはすごいロマンチストか


千年にひとりの大天才だ


遥か上に漂って


掴むことさえできやしない


だからいつもイライラして


爪を噛んでばかりいる


ぼくがもしも魔法使いなら


雲を地上に降ろすだろう


そうすればさすがのきみも


わかってくれると思うんだ


思い通りにいかないことが


本当は普通なんだってことを








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