生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
この頃気づきを得ていないと思う人へ
あなたはだあれ ゾウは ゾウの姿をしているから ゾウである カメは カメの姿をしているから カメである クジャクは クジャクの姿をしているから クジャクである カメレオンは カメレオンの姿をしているから カメレオンである ヒトも どんな姿をしているかで 決まることがある
行き詰まっていると感じる人へ
終わりのない花道 花道が伸びている 花道が続いている みんな見送ってくれる みんな手を振ってくれる 本当は避(よ)けていたいんだ 終わりにしたくないんだ いつまでも悪あがきを どこまでもしぶとさを 終わりのない花道を 終わりじゃない花道を
誰かの独り言を聞くのが好きな人へ
雨垂れ 雨垂れが岩を穿つようにしか 生きることのできない男です したがって 晴れる日が多いとかえって 打ち込むことができないのです ひた ひた ひた と打ち込めないのです
もやもやを共感してほしい人へ
解剖 さあ どうだ? よく見えているか? 心臓は動いているか? まったくお前らは どこまでも知りたがる 知らなくていいことまで 知りたがるものだから ますます頭を抱えて 不撓不屈(ふとうふくつ)の精神か? まったく結構なことで どうだっていいけれど 見終わったらちゃんと 元に戻し...
イメージを楽しめる人へ
辛夷 春になると時が止まる 白い辛夷(こぶし)の花が咲く まるで雪が降るように 咲き乱れる花びらは 舞い落ちるわけでもなく きみの空に浮いたまま その白き情景はまるで 時が止まったかのようだ きみは何も知らないで 花の香りを嗅いでいる もう少しここにいようか きみは知らずに微笑ん...
人生に迷っている人へ
抱くが一生 親を抱き 人形を抱き 好きな人を抱き 我が子を抱き そしてまた 親を抱き
この頃視野が狭いと感じる人へ
糸口 人の悩める姿を見る 解決の糸口を手繰り寄せる わたしの弱さを縫い合わせる それでのうのうと暮らしている 人の糸口を拝借している いつかそこかしこほつれてくる わたしの弱さは再び剥き出す わたしは自ら紡がねばならぬ 自らの糸口から紡がねばならぬ 自らの血肉にしなければならぬ ...
だるまさんがころんだ だるまさん だるまさん いつまでそうしているのさ 日が暮れてしまうよ ずっと立ったまま 動こうともしない だるまさん だるまさん ずっと動かないのかい それとも動けないのかい ころんでしまうのが恐いかい それとももう だるまさん だるまさん もうやめちゃった...
ひとりぼっちだと感じている人へ
びっこ 本当はね どこも痛くないんだ 痛いふり 痛いふり だってこうでもしないと だあれも見てくれない 痛いよ 痛いよ ふふふ 見てる見てる 痛いよ痛いよ 痛いんだよ どうしたのかな ほんのさっきまで みんな見てたのに どうしたのかな だあれも見てくれない
些事(さじ) 井の中の蛙(かわず) 大海を知らず 大海の鯨 宇宙を知らず 宇宙のうみ蛇 井の中を知らず 井の中の蛙 宇宙を見上げてる