息継ぎの合間に
なぜ命は大切と叫んでいるのだろう?
なぜ生き物を殺してはいけないのだろう?
なぜ人はそれが当然と答えるのだろう?
なぜ人はそれでも殺してしまうのだろう?
この世に生を受けるもののすべては
吸っては吐き吐いては吸い
吸わねば吐けず吐かねば吸えず
川に押しつけられた水車のように
回り続けることから逃れられず
命が大切かどうか考える間もなく
目に見えない水車に載せられて
ぐるぐるざぶざぶと繰り返し
きれいごとだけではないかもしれぬと
薄々感じ始めてしまったものだから
とても軽々しくは口にできないのだ
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