炭火

炭火





朽ちているかのような



ぶるぅすの言葉たちを



見捨てず見放さず



見守り続けて下さる



わたしは生きねばならぬ



もしも朽ちているならば



朽ちたままでも構わない



わたしは生きねばならぬ



たとえ今は木偶(でく)の坊でも



葉を繁らすこともなく



実をつけることもなく



土に埋(うず)もれてしまっても



姿形をかろうじてとどめ



炭になる努力を怠らず



いつか掘りかえされたとき



皆々様の火となるように



皆々様の火となるように







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