破壊者
茶をすすろうとしたその時
反射した世界を壊すものがあった
小さな羽と小さな六本の足で
映っている天井や窓という窓を
バタバタと壊しているのだった
彼は図らずももがくことによって
破壊者になることができた
わたしは唖然とした
そして凝視(みつめ)ようとした
わたしはこのありきたりな世界で
なにを破壊できていようか
図らずも陥ってしまった中で
なにを変えることができていようか
この破壊者に焦点を合わすと
反射した世界は消えてしまった
湯呑みの丸い水の上には
虫が一疋いるだけであった
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
この頃視野が狭いと感じる人へ
破壊者
茶をすすろうとしたその時
反射した世界を壊すものがあった
小さな羽と小さな六本の足で
映っている天井や窓という窓を
バタバタと壊しているのだった
彼は図らずももがくことによって
破壊者になることができた
わたしは唖然とした
そして凝視(みつめ)ようとした
わたしはこのありきたりな世界で
なにを破壊できていようか
図らずも陥ってしまった中で
なにを変えることができていようか
この破壊者に焦点を合わすと
反射した世界は消えてしまった
湯呑みの丸い水の上には
虫が一疋いるだけであった
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