眠る犬
鎖に繋がれた
犬たちを想う
駆け出したところで
体温を失った糸が
その長さ以上には
前途を許さなかった
紫陽花が咲いても
祭りの笛が鳴っても
焼芋売りが通っても
雪融け水が光っても
思い立ったときに
走ってゆけぬ哀しさ
前足を少しでも前へ
空(くう)を掻く虚しさ
どうにもならぬと知り
地にふせって眠る
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
虚しい世の中になったと感じる人へ
眠る犬
鎖に繋がれた
犬たちを想う
駆け出したところで
体温を失った糸が
その長さ以上には
前途を許さなかった
紫陽花が咲いても
祭りの笛が鳴っても
焼芋売りが通っても
雪融け水が光っても
思い立ったときに
走ってゆけぬ哀しさ
前足を少しでも前へ
空(くう)を掻く虚しさ
どうにもならぬと知り
地にふせって眠る
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