泥の虹

泥の虹






憧れだけで



虹を歩いた



あるはずのない



七色の道



靴はいつしか



泥だらけで



僕はやっぱり



目をそむけた



きっとこれが



僕の虹だ



目をそむけても



変わらないのだ



この泥の虹を



僕は進む



憧れはもう



置いてゆこう



後ろの空には



遠く虹があった







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