寄居虫
折りたたみ傘は役立たず
午前零時の終着駅
仮初めの港土砂降りの
足もとたたく荒れ渚
殻を脱いだ寄居虫(やどかり)を
乗せてくれる船は無し
その日その日の仮宿(かりやど)を
探して歩く波の際(きわ)
雨に霞んだこの街に
灯る明かりを聞きつけて
心許ない傘を差し
殻無きからだを晒しゆく
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
旅に出たいと思っている人へ
寄居虫
折りたたみ傘は役立たず
午前零時の終着駅
仮初めの港土砂降りの
足もとたたく荒れ渚
殻を脱いだ寄居虫(やどかり)を
乗せてくれる船は無し
その日その日の仮宿(かりやど)を
探して歩く波の際(きわ)
雨に霞んだこの街に
灯る明かりを聞きつけて
心許ない傘を差し
殻無きからだを晒しゆく
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