スマート

スマート







スマートに生きれたら



どんなにいいだろう



そんな夢を追い続け



ぼくたちはついに手にした



二十一世紀初頭



色とりどりの小さな箱



御飯を食べる時にも



人と会話する時にも



肌身離さず握りしめ



隙あれば箱を覗き込む




ぼくたちはそれを



スマートと呼んでいた



ぼくたちはそれを



スマートと思っていた








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