みんなの中のぼく

みんなの中のぼく







ぼくの隣の人や



隣の家の人たち



隣の町の人たち



隣の県や市や



隣の国の人たち



みんなぼくとは



別の人なんだな



当たり前だけれど



みんなぼくじゃない



満員電車の中だって



地方の温泉に浸かったって



ぼくは別の人じゃない



ぼくは誰かにはなれない



時折よぎる淋しさは



きっとそのせいなのだろう









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