太陽は熱い息

太陽は熱い息







太陽は容赦なく



熱い息を吐いている



まだ若いくすの木が



木蔭に風を送っている




あぁ僕はこんなふうに



誰かを守れているのかな




若いくすの木の下で



恋人たちは語り合う



ときには夫婦の傍らで



小さな家族が眠っている




あぁ太陽は憎いほど



夏の妄想をたぎらせる








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