堕ちそこない

堕ちそこない








ぴいんとのびた



ロープの上に



はだしのぼくが



のっかっている



まるで少しも



たわむことなく



緊張感が



連続している



はるか下には



真綿が満ちて



もういい加減



堕ちようと思う



それなのにああ



ぼくはまたもや



バランスをとり



堕ちそこなった









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