翼の影

翼の影








傷ついたイーグルは



もう空を飛べないのか



ウサギを捕えることも



もう適わないのだろうか



やがて日は落ちて



闇が世界を支配する



彼はなすすべなく



眼を閉じ故郷を想う



それでも朝は来て



無理矢理ドアをひらく



だだをこねる子どもの



布団をはぎ取るように



あと幾度彼の上に



朝が訪れるのだろう



傷ついた翼はまだ



あの空を欲している









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