ワンルーム

ワンルーム







眠らぬ街だなんて



安っぽい言葉を吐き



手をあげたところで



タクシーはとまらない



客引きのおやじも



交番の制服さえも



しらじらとした目で



こっちをにらんでいる



しかし焦点は合わず



どこか虚空を見ている



一年中日陰という



ワンルームができてから



新鮮なくだものたちも



腐りやすくなっちまった









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