自由のくつ

自由のくつ







自由のくつをはいたなら



どこへでも行けるはずだ



国境線の兵隊たちも



にこやかに僕を通してくれる



話す言葉が違っていても



追い払われることもない



かつて交わした友情も



なんら憚(はばか)ることもない



美しい山河も空も



涙に曇ることもない



あぁいったいどこにあるのだろう



置き捨てられた自由のくつよ










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