寝そべる街
真っすぐ歩ける人が
いなくなってしまった
立派な人も普通人も
足の細い子どもらも
ふらっふらっと歩いて
あちこちぶつかっている
代表者たちは仕方なく
歩かない街をつくった
動く歩道を巡らせて
エスカレーターをかける
エレベーターはもちろん
上に下に忙しい
歩かなくてもいい街だ
寝そべっていればいい
そこで酒でも酌みかわし
もっと真っすぐ歩けない
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はお問合せから。