雲の切れ間へ

雲の切れ間へ






吹きつける風は


冷たく頬を打ち


濁った曇り空は


未来を覆っている


誰のものなのか


赤色の手ぶくろが


凍った道の上で


手を振り続ける


さようなら僕の


輝かしかった過去


雲の切れ間まで


また歩まねばならない









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