赤い時間

赤い時間






きみは何もしゃべらずに


後ろを向いたままでいた


きっと夕陽のまぶしさに


目を細めていたはずだ


ペダルを踏んだその音に


ぼくはようやく気がついた


きみは何もしゃべらずに


そのまま行ってしまうんだ


長い長い夕方の


赤い時間が終わるんだ


これからぼくはどうやって


このさき生きればいいのだろう










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