名残り風

名残り風






切り取ったこの空を見て


自分だけがここにいて


これからどうするとかもなく


美しい雲を眺めてた


なにがこの世を暗くして


なにが明るくするのかを


乾いた頭のつま先で


へなへな経ってよろめいた


愛しているさえ言えないで


気取る阿呆がくしゃみする


名残り惜しいと北風が


春の日影を走ってる











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